日本初のプロリーグで、夢だったプロサッカー選手に挑戦・瀬野有希さん<前編>

日本初のプロリーグで、夢だったプロサッカー選手に挑戦・瀬野有希さん<前編>

2021.10.22

第57回目は、ドゥーオーガニックの姉妹ブランド・ドゥーナチュラルをご紹介します。人生や環境の変化とともにストレスとゆらぎを感じやすい肌を、ナチュラルの力でケアするブランドとして誕生した、ドゥーナチュラル。きれいを手に入れながら、人と社会と環境に寄り添うブランドです。

今回お話を伺ったのは、「ちふれASエルフェン埼玉」で女子プロサッカー選手として活躍する、瀬野有希さん。小学生からこれまでサッカーひと筋の彼女。キラキラした笑顔で、大好きなサッカーのこと、プロとして大切にしている日々の暮らし方などについて語っていただきます。

ずっと夢だった、プロサッカー選手としての挑戦

ー サッカーを始めたのはいつからですか?

小学1年生からです。6歳上の兄の影響で、同じサッカーチームに入部しました。始めてみるとすごく楽しくて、小学生の間はそのチームにいて、中学校に入ると男子サッカー部に所属しながら、女子サッカーのクラブチームにも所属して掛け持ちしていました。中学になると男子と一緒というのはハードでしたね(笑)。

ー サッカーへの情熱が伝わってきますね。プロサッカー選手を志したきっかけを教えてください。また「ちふれASエルフェン埼玉」に移籍したのはどんな想いがありましたか?

プロサッカー選手になりたいと思ったきっかけは、2011年になでしこジャパンがワールドカップで優勝した時です。私もサッカーを続ける中で、こんな選手になりたいと目標にするようになりました。

以前は都内のチームに所属していたのですが、埼玉県出身ということもあり、「ちふれASエルフェン埼玉」の選手として地元に貢献したいという想いもあって。また、今年10月からスタートした、日本初のプロリーグである「WEリーグ」に挑戦できるチャンスを与えていただいたので、夢だったプロサッカー選手として、このチームで頑張ろうと思ったからです。

ー プロリーグがスタートすることで、これまでとどんな違いがありますか?

これまでは、ほとんどの選手が企業に就職して、昼は働いて夜は練習、土日は試合、というような生活でした。プロリーグが始まったことで、各チーム15名のプロを持つことになり、これまでよりプロサッカー選手として活躍できるチャンスが増えたんです。プロに憧れながらも、ほんのわずかな選手しかいなかったので、自分ごととして考えられなかったのですが、ようやく夢に近づけたと思ってワクワクしています。

よく食べて、たくさん寝る。“動ける体”を作るために大切なこと

ー 生活もがらりと変わって、サッカーに集中できるようになったのですね。普段はどんな生活スタイルですか?

チームにはプロとアマチュアの両方が所属しているので、平日は夕方から練習、土日に試合があるという生活は変わりませんが、サッカーにより集中できる環境になりました。朝は8時前後に起きて、朝ご飯はコーヒーとパンなどで軽めに済ませたら、練習中のゲームや週末の練習試合などの動画を観ながら、反省したり研究したりして自宅で過ごします。

午後は、練習ですぐ動けるように、体のどこが張っているか、動きづらいかなど、その日の状態を確認しながらストレッチをして、グラウンドに向かいます。グラウンドに着いたら、念入りなストレッチや軽く刺激を入れるトレーニングなど、ある程度ルーティンを決めて行います。そして、2時間くらい練習をして、夕食をみんなで食べてから帰宅するという毎日です。今は感染予防対策でお弁当を持ち帰って家で夕食を取っています。早くみんなとコミュニケーションを取りながらご飯を食べる日々に戻ってほしいなと思います。

ー オフの日はどんな風に過ごしますか?

オフは平日が多く、週1〜2日。休みの日は逆にサッカーからは一旦離れるようにしています。買い物に行ったり、ドライブしたり、ドラマや映画を観たりして過ごします。K-POPグループのBTSが大好きなので、音楽を聴いたり、YouTubeで動画を観たりするのも好きです。彼らは、パフォーマンスはもちろん、人を惹きつける魅力がたくさんあって。いつか女子サッカー界もこんなに愛される存在になれたらいいなと思いながら観ています(笑)。

ー オンオフのメリハリも大事なのですね。日々の生活で大切にしていることはありますか?

“動ける体”に整えることを意識して、生活しています。食事は、肉や魚、野菜などバランスよく、タンパク質が不足しないよう気をつけています。夕食は基本的に、栄養バランスのいい食事をチームで用意してもらえるのでとても助かっています。休日やほかの食事は、そのメニューを参考にしています。特別な健康法などはないのですが、動く分、よく食べてたくさん寝ることが一番。ただ、私の場合は寝すぎると逆に身体がだるくなってしまうので、自分の調子でコントロールしています。

また練習後は、なるべく疲れを残さないように、湯船に浸かったり、脚をマッサージしたりと、ケアしています。特に脚がむくみやすいので、オイルなどを使って念入りにしています。寝るのは少し遅めですが、24時前には必ず寝るように心がけています。

ミスしても引きずらない。前を向いて進める強いメンタルに

ー スポーツ選手はメンタルケアも重要だと思いますが、意識していることはありますか?

メンタルはとても大事にしています。いつまでも引きずっていたら、プレーにも影響が出てしまいます。ミスをしても切り替えないと、同じようなミスがフラッシュバックして、怖くて思い切ったプレーができなくなることも。シーズンが始まったら、毎週のように試合もあるし、毎回落ち込んでいたらキリがないので、とにかく切り替えは意識的にします。私は深く考えないタイプなので、どうしようもないくらい落ち込むことはあまりないのですが(笑)。

ー それでも落ち込んでしまった時はどう対処していますか?

考えすぎると、すべてが良くない方向に進んでしまいそうなので、一旦すべて忘れます。家でリラックスして、楽しいことを考えて、おいしいものを食べて。あとは温泉に行って気分転換するのもいい。そうしたら、また頑張ろう!という気持ちになれます。チームの中には、毎日瞑想をしている選手もいます。呼吸だけに集中して瞑想をすると客観的な思考が持てるようになって、気持ちの切り替えが上手にできるようになるとか。私も少しずつ取り入れてみたいなと思っています。

ー みなさん、それぞれのやり方でメンタルを整えているのですね。

本当にさまざまです。選手は年齢も19歳〜40歳までと幅広くて、やり方もいろいろなので、勉強になります。先輩方はとくに経験も豊富でライフスタイルも参考になります。みなさん徹底した自己管理をされていて、ここまでやっているからこそ、長く現役として活躍できるんだなと感心することばかりです。

ー コロナ禍では、練習もできない日が続いたそうですね。みなさんどんな状況でしたか?

グラウンドでの練習ができなかったので、自宅で各自トレーニングをしたり、zoomを使ってチームのみんなで筋トレをしたり。ボールを1ヶ月以上も触れない状況で、実は帯状疱疹になったんです。自覚していなかったけど、普段思いっきり体を動かしていた分、動けない状況や、いつ再開するんだろうという不安で、思った以上にストレスを感じていたのかもしれません。その分、練習を再開できたときは、本当に嬉しくてみんなではしゃぎました(笑)。こういう経験があったからこそ、今こうやって楽しくサッカーができ喜びを噛み締めています。やっぱり私はサッカーが好きなんだなと、改めて感じました。

ー 後半では、瀬野さんのスキンケアやメイクのこだわり、印象に残ったドゥーナチュラル製品について、語っていただきます。

photos by yoshimi
   hair&make by Mitsumi Uesugi
   edit&text by Hitomi Takano

瀬野有希さん

瀬野有希さん
(せの・ゆうき)
ちふれASエルフェン埼玉 背番号6番。ポジションMF(ミッドフィルダー)。1996年生まれ。埼玉県所沢市出身。今シーズンよりちふれASエルフェン埼玉に加入。体が強くパワフルなプレースタイルながら、繊細なタッチでスルーパスやロングキックなどの多彩なキックが持ち味の選手。