スキンケア選びは、情報ありきではなく   自分との対話を大切にしたい。・石塚久美子さん<後編>

スキンケア選びは、情報ありきではなく 自分との対話を大切にしたい。・石塚久美子さん<後編>

2023.02.10

第68回目も引き続き、美容ライターの石塚久美子さんにお話を伺います。前半では五感を楽しませて心も体も調子よくいるセルフケアについて教えていただきました。心も体も自分をしっかり観察しながら、楽しくセルフケアしている石塚さん。後半では、石塚さんの化粧品選びやドゥーオーガニックについてお話いただきます。

“スキンケアは、自分との対話。選び方や使うタイミングも肌と相談します”

ー 石塚さんが、化粧品を選ぶ時に意識していることはありますか?

スキンケアもセルフケアの一環なので、今の肌の状態や心のありようと相談して選んでいます。例えば、いくら評判の良い化粧品でも、季節の変わり目で敏感になっている最近の自分の肌には合わないかもしれないし、忙しい時期に何工程もかかるパックなどは、逆に睡眠時間を削ることになりそうだから必要ないかな、という感じです。意外に時短でも効果があって自分の肌にも優しいものはあると思うんです。昔の私は情報さえ知っていれば、高価な良いものを使えば、肌が良くなると思っていたけれど、結果的に肌に合っていたものがどういう成分で構成されているか把握したり、使った翌日、1ヶ月後と経過を追うこと、自分の気質、体質、肌状態との相性を探ることが大事だと今は思います。最近は、自分にフィットするものを知りたい、カスタマイズしたい方が増えている気がしますが、生活スタイルや、水分や油分の過不足など肌状態を振り返りながら選んで使えば、敏感肌の化粧品選びも大きくははずさないと思っています。

ー 良いものでも、自分との相性や使い方も大切ですね。

そうですね。スキンケアは、絶対いつもこの方法!とは決めていないんです。例えば、洗顔のやり方も、自分の常在菌バランスや皮脂分泌、バリア機能の状態、メイクの濃さに合わせて、今日はしっかり落とすべきか、そこまではしなくていいのかなど洗いっぷりを変えます。新しい商品を試す時は、肌状態に合わせてタイミングを見ます。生理前はアグレッシブな成分が配合されたものは控え、終わってからにしようとか。昔はすぐに試したい!と使っていたけれど、やっぱり赤くなったり、かゆくなったりと、痛い目にあっているので(笑)。合わないと感じた時って、化粧品が良くないというより、自分の肌の状態に要因がある場合も実は多いです。せっかく新しい商品を試すなら、自分の体や肌と対話してベストなタイミングで試したいですよね。

“国産オーガニックコスメのパイオニア。日本のアイデンティティが詰まっています”

ー ドゥーオーガニックの印象を教えてください。

ドゥーオーガニックの商品には、米由来の成分の使用など、日本のアイデンティティが詰まっていますよね。オーガニックコスメ普及初期、12〜13年前くらいまでは海外のものも多かったので、敏感肌の私にとっては成分が濃縮されている精油が刺激にならないか、ワイルドなスクラブの粗さなど意外と使うのに勇気がいるものもあって。ドゥーオーガニックがデビューしてくれたことで、オーガニックを楽しみたかった人にもとっつきやすい優しさ、精油の香りもほのかに楽しめるつくりなど、当時とても嬉しくなったのを覚えています。刺激の部分もかなり精査してくださっていて、ありそうでなかったブランドだなと。なんでもピュアだから良いというわけでもないし、かといって帳尻を合わせたような処方でもなく、環境にも配慮しつつ、化粧品としての手応えも追求するなど、オーガニックの認証を取りながら良い方向にうまくバランスを取るのはかなり難しいと思います。細々としたハードルをクリアしながらこの商品数を生み出す技術にも、いつも驚かされています。まさに国産オーガニックコスメのパイオニアですね。

ー ありがとうございます。ドゥーオーガニックの印象に残っている商品を教えてください。

乾燥肌なので、以前はバスミルクのしっとりした湯上りを好んでいたのですが、最近はマグネシウムの効果に注目しているので、温浴効果の高いバスソルトを多めに入れるのが好きです。このアロマ ソルトは、香りが選べるのがいいですよね。自分の心と対話しつつ、香りを楽しみながらゆっくりと浸かります。その時によって心地いいと感じる香りが違うから気分で変えています。冬は、夜遅めに体をしっかり温めてから眠りにつきたいので、フォー レストとフォー バランスを選びがち。早い時間に、一回お風呂に入ってリフレッシュしたいというときは、フォー エナジーを。季節で選ぶのも楽しいですね。

そして私のボディの乾燥を救ってくれたのが、ボディ エマルジョン(メロー ブロッサムライブリー シトラス)。ボディの肌は敏感度が低いので、香りをしっかり楽しめるものも好きです。リニューアル前より印象が強く濃厚に感じます。潤いが濃くなったイメージ。乾燥が気になる時期でも、肌の潤いが朝まで続きます。香りも2種類に増えてチョイスできるようになったのは嬉しいですね。

“オーガニックコスメでこんな商品が作れるんだ!と毎回驚かされます”

インフューズド クリーム パックは、油分だけでなく、みずみずしいテクスチャーが気に入っています。夜しっかりめに肌に乗せて寝て、翌朝の洗顔ですすいだ後の肌感が好きです。シートパックもしたいけれど、水分が多めで角層がふやけやすくなるので、敏感な時にはそれすら刺激になることも。そんなときはクリームパックをよく選びます。油分のペタペタ感が残り過ぎるものも時々あるけれど、これは水分のうるおい感もあってバランスが良く、気持ちよく使えます。オーガニックでもここまでできるんだと、感動しました。

もともと皮膚が薄いし敏感なので、アイクリーム選びは慎重になります。浸透力の高さがうたわれているものだと、ムズムズ感からかゆみに繋がってしまうこともあって。繊細な目元は逆にうるおいが逃げないようフタをするラップ効果の高いものが、私としては嬉しいんです。コンセントレート アイ バームは、まさにそう。よく考えられたテクスチャーだなと感心しました。

マッサージ バッグは、タナクラクレイと米ぬかの組み合わせが秀逸。デビュー当時、米ぬかだけで作ってもブランドとして十分説得力があるのに、国産クレイも入れるという先見の明に感動したのを覚えています。米ぬかだけでなく、更なる満足感を求めてくれるところがいい。これを今でも手作業でひとつひとつ作っていると聞いて驚きました。1回で使い捨てるのが惜しいですよね。

ー 石塚さんが、これからのドゥーオーガニックに期待することを教えてください。

ドゥーオーガニックはつねに新しい挑戦をしていて、毎回オーガニックコスメでこんなテクスチャーができるんだと感動しています。ボディ エマルジョンとクリーム パックのテクスチャーは本当に秀逸だし、炭酸配合のブライト サーキュレーター ミルクのアイデアにも驚きました。これからも、オーガニックコスメの概念を覆す商品を期待しています。それから、サスティナブルやエシカルな取り組みについてももっと知りたいですね。そういった部分が、もっとみなさんにも伝わるといいなと思います。

photos by yoshimi
  edit&text by Hitomi Takano

石塚久美子さん

石塚久美子さん
(いしづか・くみこ)
美容ライター、セルフケア コンシェルジュ、ヌアセラピスト/タイヨガ インストラクター、ワークショップ デザイナー(健康芸術/感受性向上)​​、知事認定 栄養医学指導師。美容ライターとして、美容・ファッション誌などで執筆数するほか、暮らしにセルフケアを効果的に取り入れるためのコラム執筆や講師業、ワークショップ等なども。これまでの活動を踏まえ『五感とアート』『腸活』『温活』『敏感肌向けスキンケア』『デリケートゾーンケア』などをキーとした”無理をしないセルフケア”を提案している。
https://www.iszkkmk.com/