ファッションもコスメも、背景を知った上で“自分で選ぶ”・シトウレイさん<後編>

ファッションもコスメも、背景を知った上で“自分で選ぶ”・シトウレイさん<後編>

2019.06.19

第28回目は、前回に引き続きシトウレイさんにお話を伺います。シトウさんが考える日本女性の素晴らしさやサスティナビリティについて、また赤ちゃんのような美肌を保つ秘訣や印象に残っているドゥーオーガニック製品についても教えていただきました。

計算された着こなしテクニックは世界でも日本女性がダントツです

ー 世界各国の女性たちを見ているシトウさんですが、シトウさんが感じる日本女性の美しさとはどのような点でしょうか?

シトウさん:

肌のキメもそうだけど、気配りのきめ細かさが素晴らしいと思います。ファッションでも日本女性は着こなしのディティールへのこだわりを感じるし、よく見ると計算されていてこだわりがたくさん散りばめられています。着こなしはもちろん、ネイルとかアクセサリーの使い方とか見所たっぷり。奥行きがありますね。海外の人は背も高いしバランスも良く、何を着ても様になる人も多いけれど、その分日本人はテクニックを駆使して“かわいい”や“キレイ”を手に入れているように思います。

ー 確かに、重ね着も上手ですし、ヘアスタイルからメイクまでトータルで計算されていますよね。

シトウさん:

そうなんです。日本人は、ヘアスタイルのおくれ毛やメイクの抜け感など、こなれた印象を作るテクニックが素晴らしい。料理に似ていると思うんですが、京料理ってすごくおいしそうに見えますよね。同じく北海道の料理も。北海道は素材のよさを活かしたものが多い印象ですが、京都って実は海もないし食材に恵まれているわけではないのに、料理はおいしそう。それはハモの骨切りとか飾り包丁とかそういうテクニックで、“おいしそう・きれい”を手に入れているんです。素材を活かした北海道の料理が欧米人なら、よく見るとすごく繊細に細やかな気配りがされている京料理が日本女性みたいだなと思います。

ー おもしろい表現ですね。ファッションと料理は似ているかもしれません。シトウさんが化粧品を選ぶ時に大切にしていることはありますか?

シトウさん:

私は「オーガニックコスメだから」という選び方はしていないのですが、気に入って使っていたらオーガニックだったということが多いです。基本的には香りやテクスチャーを重視して選んでいます。デコラティブなものよりシンプルなパッケージのものが好きで、香りもナチュラルで柔らかなものが好きだからか、自然とそうなるのかもしれません。

ー シトウさんは赤ちゃんのようなキメ細かな肌が魅力的ですが、美肌を保つ習慣や秘訣はありますか?

シトウさん:

普段メイクをしないことが多いのですが、保湿だけは心がけています。乾燥してつっぱる感じが苦手なので日中気になったらすぐに保湿。あとは水をたっぷり飲んで、とにかくよく寝ること。また最近は週2回のパーソナルトレーニングと週末のウォーキングが日課になっています。しっかり汗をかいて水たっぷり飲むと代謝が高まって巡りが良くなる気がします。ウォーキングはパートナーと一緒に、都内のいろいろな街へ電車で行って自宅まで歩いて帰ります。歩いて往復するのは心が折れそうなので歩くのは帰り道だけ(笑)。歩きながら街の雰囲気や景色の変化を見るのも楽しんですよ。筋肉もつけたいので、食事ではたんぱく質をしっかり摂ることを意識していて、プロテインも積極的に飲んでいます。そういうことも肌のコンディションを保つのに役立っているかもしれません。

ー ドゥーオーガニック商品で、印象に残っている商品を教えてください。

シトウさん:

エクストラクト ローション モイスト <化粧水>は、保湿力はすごくあるんだけど、べたつかない。なのにしっかり潤うのが嬉しいですね。保湿タイプの化粧水って、重めの使用感のもの多くて私としては使いづらくて。バシャバシャと量を多めに使いたい派なので、エクストラクト ローション モイスト <化粧水>は、気持ちよく使えてちょうどいいんです。

こんなにさらっとしたテクスチャーなのに、なんでこんなに潤うの?と驚いたのが、パワー セラム V <美容液>。テクスチャーがとても心地いい。使い始めてから自分の肌が全然違うんです。

今までは、ベタつきやテカりが気になって夜だけ使っていたオイルですが、トリートメント オイル スムージング <オイル状美容液>は朝使ってもその心配がなくてびっくりしています。重くなく、さらっと伸びてスーッと浸透してくれます。使用後は肌がふっくら柔らかな感触に。

エンリッチ クリーム アドバンスト <保湿クリーム>は、毎日ポーチに入れていて手放せません!昔は小分けにして化粧水を持ち歩いていたのですが、それがちょっと面倒なのと、肌状態によっては化粧水だけでは保湿力がもの足りない時もあるので、最近ではクリームを持ち歩いています。ポーチが小さめなのですが、スリムなパッケージでぴったり収まるところも気に入っています。これは、容器の入り口には外気が入らないよう逆止弁がついているとか。持ち歩いていろいろな場所で使うので、衛生面も安心なのが嬉しいです。ドゥーオーガニックには細やかなこだわりがある点も好きですね。

ブライト サーキュレーター ミルク <泡状乳液>は、とにかく感動しました! 顔のマッサージをする時に使いますが、肌に乗せるとフワ〜っていう感触がすごく気持ちいい。のびもいいのでマッサージにもぴったりなんです。顔のむくみが気になった時や撮影前に使います。使用後の肌はしっとりつややかに。炭酸と聞くとテクノロジー系のコスメのイメージだったのですが、オーガニック認証もきちんと取得しているなんて驚きました。

ー ドゥーオーガニックをお使いいただいて肌に変化はありましたか?

シトウさん:

毎年季節の変わり目になると、肌がゆらぎがちでしたが、ドゥーオーガニックを使い始めて、肌の状態が落ち着いていることも嬉しいです。今年もそろそろゆらぐかな?と身構えていましたが、気づいたらあれ?ゆらいでない、と(笑)。

これからは、きちんと背景を知った上で“自分で選ぶ“ことが必要な時代

ー ありがとうございます。ファッションでもサスティナビリティの観点でものづくりをするブランドも増えていますが、シトウさんはどのように考えていますか?

シトウさん:

サスティナビリティって、いろいろな考え方があるなって思っています。動物愛護の観点ではリアルファーがNOだからエコファーが増えてきていますが、エコファーって石油を合成して作られるものなんですよね。だから“土に還る”という環境負荷の観点では、必ずしもサスティナブルとは言えません。リアルファーも、動物を余すところなくいただくという意味では、お肉は食べて毛皮も捨てずにちゃんと洋服として使うとサスティナブルだと思うんですよね。どちらのスタンスを“自分で選ぶか”ということが大切だと思っています。

ー きちんと自分の意志を持って選ぶことが大切なのですね。

シトウさん:

たくさんの情報に惑わされず、まずは背景をきちんと「知る」こと。正解はないので、きちんと知った上で、自分が何を正解にするかというスタンスの問題だと思っています。これからは「なぜならば」ということを言えないといけない時代なのかなと。「私はこれを選びます。なぜならば〜」という、なぜ自分がそれを選んだのかという意見を持っておくことが必要だと思います。それはファッションしかり化粧品しかり、または政治しかり、何に対しても当てはまります。

ー 最後に、ドゥーオーガニックの理念に共感できること、ご自身の考えとリンクする部分はありますか?

シトウさん:

パッケージを開くと裏面に取り扱い説明が書かれているのがすごくいいですよね。通常は箱に入っていて、説明書が別で同封されて、最終的には捨ててしまうので、その無駄がないしゴミが減るのも嬉しい。きちんと環境に配慮されているし、理にかなっていますよね。またこうやってきちんと考えられていると、こちらも丁寧に読もうかなという気持ちになりすよね。とても素晴らしいですね。「理にかなっている」ということは私には大事なこと。先に話した不安の消し方も理にかなっているから、私は好き。落とし所があると、パズルのピースが合った感じですっきりしますよね。サスティナブルもファッションもすべて、みんなが言っているからではなく、自分でこう思うと理由がちゃんとあることが大事なんです。

Photos by:Yoshimi Kikuchi

シトウレイさん

シトウレイさん
日本を代表するストリート・スタイル・フォトグラファー、ジャーナリスト。毎シーズン、世界各国のコレクション取材を行い、独自の審美眼で綴られる言葉と写真が人気を博している。ファッションにおける感性の高さと分析力で講演や執筆、テレビやラジオ出演、商品プロデュースやコンサルタント等ジャンルを超えて活躍中。ストリートスタイルの随一の目利きであり、「東京スタイル」の案内人。また彼女自身のセンスもストリートフォトグラファーの権威「The Sartolialist」の著書で特集を組まれる等ファッション・インフルエンサーとしても活躍中。
STYLEfromTOKYO:reishito.com
著書:東京ストリート写真集「STYLEfromTOKYO」(discover21刊)http://amzn.to/prGJ2Z
東京ガイド「日々是東京百景」(文化出版局刊)http://amzn.to/GVwC5D
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