商品を生み出すのは“人”。作り手の体温が伝わるブランドです ・牧羽貴彦さん<後編>

商品を生み出すのは“人”。作り手の体温が伝わるブランドです ・牧羽貴彦さん<後編>

2021.11.26

第60回目は、引き続き牧羽貴彦さんにお話を伺います。環境やサスティナブルにも関心が高い牧羽さんは、美容の知識も豊富。日々のスキンケアやドゥーオーガニックの印象に残っている商品、魅力などについて教えていただきました。

環境にも自分にも「我慢」「犠牲」のない選択をしたい

ー 普段のスキンケアについて教えてください。男性はスキンケアが面倒と感じる方も多いそうですが、牧羽さんにとってスキンケアはどんなものですか?

男性は、女性と比べてベースメイクをする方も少なく、“すっぴん”で勝負するしかない!(笑)。ですから、よりスキンケアに力を入れたいと思っています。肌の印象は清潔感にも直結するので、ビジネスマンこそ年代問わずスキンケアは大切ではないかと考えています。

普段のスキンケアは、乾燥肌なので、使用するブランドにもよりますが、化粧水、乳液、クリームまで塗布します。子どもの頃から乾燥肌で母の化粧水や乳液を使っていたので、今もスキンケアは日常のこと。面倒だと思ったことはないんです。手間暇をかければかけるほど、結果として返ってくるのがスキンケアだと思っています。また年中アウトドアで紫外線を浴びることが多いので、その分しっかり保湿とエイジングケアは意識しています。

もともとの肌質もあるので自分に合ったケアや商品、その使い方をみつけることが大切。配合されている成分やメカニズムを頭で理解していると、手応えも感じやすいように思います。

ー オーガニック・ナチュラルコスメを選ぶ理由や求めること、使用感へのこだわりについて教えてください。

オーガニック・ナチュラルコスメを使うことは、自分にとって自然なことになっています。物事を選択する上で大切にしているのが、何かを犠牲にしたり我慢したりしないこと。サスティナブルは自然環境だけでなく、人間自身にも言えることだし、「犠牲」や「我慢」があると続かないと思うからです。化粧品を選ぶ時にも、同じようにそれを求めます。使い心地や効果効能はもちろん、その商品を選ぶことによって、環境に負荷がかからず、適切なところにお金が回るといったように、循環してみんなが幸せになれる仕組みが確立されているといいですよね。使用感のこだわりは、肌にすっと馴染んでくれること。自分が心地いいと感じられるものは、きっと肌にも合っているからだと思います。

ー 男性の間では、オーガニック・ナチュラルコスメはどんな印象なのでしょうか。

美容に関心が高い男性は増えていますし、オーガニック・ナチュラルコスメに対してもそうだと思います。ただ、女性はクチコミを参考にすることが多いけれど、男性は自分が使っているものを人にあまり話さないことが多くて。でも今回話していて、男性の友人にコスメをプレゼントするのもいいなと思いました。普段使っているものを贈りたい気持ちもあるけど、せっかくなら普段触れないものもいいですよね。今度試してみます。

そんな時、極端に香りが強いものやかわいらしすぎるパッケージだと人を選ぶので、ニュートラルなものがいい。その点、ドゥーオーガニックは香りも優しいし、日本人の肌を考えて作られた処方なので、安心感があります。

ー 男性にも使っていただきやすいパッケージだと思います。牧羽さんは奥さまともシェアしてくださっているそうですね。

妻は、私の化粧品に対する選定に絶大なる信頼を置いてくれています。普段のスキンケアを近くで見ていることもありますが、以前、伊勢丹新宿店メンズ館が配信しているWEBメディアの「男性美容最前線!」という企画で、インタビューしていただいたことがあって。その効果は高かったようです。「伊勢丹新宿店のコスメ紹介記事に声がかかる人なんだ」と、一目置かれるようになりました。今回のインタビュー記事で、更に信頼が増すのではないかと期待しています(笑)。

そんな妻は、マッサージバッグが印象的だったようで一緒に使っています。少し前からシェアコスメという言葉も流行りましたよね。男女は食事も同じものを食べているし、肌質も大きく変わらないだろうから、化粧品もシェアするのが理想だなと思うんです。今はジェンダーレスの時代ですが、数年前に2ヶ月くらい世界を旅して回った時、ロンドンの友人に、「もうレディース&ジェントルマンという言葉は言えない」と聞いて。男女関係なくシェアできることはこれからもっと重要になってくるのではと思います。

環境への配慮はもちろん。肌実感も期待できるオーガニックコスメ

ー 牧羽さんから見て、今のドゥーオーガニックはどんな印象ですか?

まさに、国産オーガニックコスメ界のパイオニア。デビュー時にこれで行こうと決めて、それを今でも軸をぶらさず貫き通しているという印象です。

前職で化粧品の広告営業に携わった2007年頃がちょうど日本のオーガニック・ナチュラルコスメの黎明期だったと思います。当時オーガニック特集のタイトルが「オーガニックは終わった」でした。「環境に優しいとかオーガニックというだけで選ばれる時代は終わった」「オーガニックとそうでないものの線引きはもうない」というような内容だったと思います。その頃ドゥーオーガニックも、環境への配慮はもちろん、効果効能も期待できる商品を作りたいとおっしゃられていて。まさにこれを体現しているブランド。10年以上経った今でもその印象は変わりません。

また、どの商品も「納得のいくものでなければ世に出さない」という信念を感じるものばかりです。進化しつつも軸がぶれないからこそ、いつでも帰りたくなる安心感のあるブランドです。

ー 印象に残っている商品を教えてください。

エクストラクト ローション モイストブライト サーキュレーター ミルクエンリッチクリーム アドバンストのスキンケアセットは肌馴染みが良く大好きです。香りが優しいのも、男性としては嬉しいポイントです。また、どの商品も持ったときのサイズ感や使いやすさという意味でも秀逸。使う側に寄り添ったものづくりをされているなと感じます。

エクストラクト ローション モイストは、柔らかなテクスチャーで肌に馴染みやすく、しっかりうるおしてくれます。ブライト サーキュレーター ミルクを重ねれば、保湿は十分。これは泡が柔らかくてキメ細かくて、初めて手に取った瞬間、これは絶対気持ちよく使えると感じました。

スキンケアはいろいろと重ねるのも好きなので、乾燥が気になる時は、最後にエンリッチクリーム アドバンストを。ピタッとふたをするイメージで使います。細身のボディで手に収まる感じもいいし、出口も細くて量を調整しやすいのも気に入っています。

ボディエマルジョンも、すぐ使い切ってしまうほど使い心地も良く、私の肌とも相性が良いです。するすると伸びが良く、香りも柔らか。ベタつかないのにうるおうから、男性も使いやすいと思います。ギフトにも選びたいです。

アロマ ソルトは取材で工場にも訪れたことがあり、思い入れのある商品です。精油の配合やラベル貼りも「かんてら」のメンバーが手作業で行っていて、その様子を掲載させていただいたことがあるんです。掲載誌を見てご家族もとても喜ばれていました。こんなふうに社会と繋がっている企業は素晴らしいなと。持続可能な企業とはこういうことだなと感じました。派手なプロモーションやマーケティングをするブランドではないけれど、最先端のことをやっていたんだなと今改めて感じます。

※この製品を製造しているのは、障がいを持ちながら、それぞれの個性を活かし、製品作りにチャレンジしている千葉県袖ヶ浦市の社会福祉法人かずさ萬燈会「かんてら」のメンバー。岩塩の加工・塩製品の製造で多くの実績を持つ、プロフェッショナル集団です。

商品を生み出すのは“人”。熱い想いが伝わるブランドです

ー 最後に改めて、ドゥーオーガニックの魅力を教えてください。

ブランドのプロモーションよりも、使う方のことを第一に考えていることが素晴らしい。ユーザーに真摯に向き合う変わらない姿勢に信頼感と安心感があります。ブランド誕生当時からプロモーションのお手伝いをさせていただいた身としましては、真面目過ぎるほどの姿勢を働いている人たちから感じます。商品を生み出すのはやはり“人”。商品を使うと、関わっているブランドの方々の顔が浮かんできます。そんな温かみのある、作り手の体温が伝わるブランドです。

前職を退職するときにご挨拶に伺ったとき、ドゥーオーガニックの本田さんに、「熱量が人を動かすものだ」という言葉をいただきました。化粧品ブランドというスマートな印象の企業の方が、こんな泥臭いというか人間味を感じることをおっしゃるなんてと。それ以来ずっと心にあり、どんな仕事でも熱量を持って向き合うことを心がけています。そんな熱い想いがドゥーオーガニックの一番の魅力だと感じています。

photos by yoshimi
   edit&text by Hitomi Takano

牧羽貴彦さん

牧羽貴彦さん
(まきば・たかひこ)
ライフスタイルメディア『Women’s Health』(ハースト・デジタル・ジャパン)広告営業。心も体も健康できれいになりたい女性を応援するメディアのため、そのコンセプトに共感いただいた企業のプロモーションのお手伝いをしている。前職のファッション&ビューティ業界紙『WWDJAPAN』で化粧品企業を担当。百貨店コスメからサロン専売品まで、数えきれないほどの化粧品発表会に足を運び、美容の知識と美意識を磨いた。今でもお風呂場には常時3種類のシャンプーが並ぶが、スキンケアは1ブランド1ラインをセットにして使い切ってから次のブランドを使うことをモットーとしている。なぜなら肌のターンオーバー周期も考えて使わないと商品の本当の良さが分からないでしょう? Instagram:@makibat