山や海はずっと変わらない。いつも安心感をくれます・牧羽貴彦さん<前編>

山や海はずっと変わらない。いつも安心感をくれます・牧羽貴彦さん<前編>

2021.11.19

第59回目は、ライフスタイルメディア『Women’s Health』(ハースト・デジタル・ジャパン)で広告営業を担当している牧羽貴彦さんにお話を伺います。爽やかな笑顔が素敵な牧羽さんは、前職でドゥーオーガニックと出合い、デビュー当時からブランドを応援してくださっている方の1人。神奈川県・辻堂という海や自然に近い街で暮らし、都内で勤務しながら、サーフィンやロードバイク、トレイルランニングなどアクティブにスポーツも楽しんでいます。日々の暮らしで大切にしていること、自然と都会との両立など、牧羽さんのライフスタイルについて伺います。自然に触れることで、環境やゴミ問題に対しての意識も高まったのだそう。

日本発のオーガニックコスメブランドとの出合い

ー 牧羽さんのお仕事について教えてください。

前職のファッション&ビューティ業界紙『WWDJAPAN』(INFASパブリケーションズ)で、主に化粧品の広告営業を担当していて、その時ドゥーオーガニックと出合いました。現在は、フィットネスを中心としたライフスタイルメディア『Women’s Health』の広告営業を担当しています。ビューティーやフード、フィットネス、フェムテック、メンタルヘルスなどさまざまなカテゴリーがあり、心も体もきれいになりたい女性を応援するというコンセプトのメディアです。

広告営業という枠を超えて、「メディアソリューションズ」という肩書きで、クライアントの要望に応えながら、デジタル広告や自社サイトのコンテンツ制作、SNSの投稿サポート、コンサルティングなど幅広く携わっています。

ー お仕事を通じて、ドゥーオーガニックと出合ったのですね。当時はどんな印象を持たれていましたか?

当時ちょうどブランドがデビューした頃で、まさに新しいムーブメントを起こそうとされている時でした。当時オーガニックコスメといえば海外ブランドがほとんどでしたが、日本発のオーガニックコスメとして話題でしたし、注目していました。私も広告営業になったばかりで不慣れでしたが、とてもフレッシュな気持ちでプロモーションのお手伝いをさせていただいたのを、今でも覚えています。当時担当させていただいた誌面は今も大事にとってあります。中面はブランドコンセプトや商品ラインナップ、表面は化粧水のボトルを並べたデザインで、ポスターにもなるようなビジュアルを作りました。

仕事中心の暮らし方から、自分の生活中心の暮らし方に

ー 牧羽さんのプライベートについても教えてください。都内にお住まいでしたが、今は自然の近くで暮らしているそうですね。

いまは徒歩5~6分で海へ行ける自然に近い場所で暮らしています。もともと妻と都心部に住んでいたのですが、2人ともスポーツをするし自然が好きで、週末はだいたい自然へ出かけていました。縁があって鎌倉に引っ越したのですが、思いのほか海の近くでの生活が2人とも合っていて。いまも海が近い辻堂を選びました。

ー 都会から自然が近い暮らしになって、変わったことや気づきなどありますか?

今の暮らしはとても気に入っています。都内にいた時は、仕事中心で寝に帰る暮らしでしたが、いまは自然に近い場所で暮らして都内に働きに行くという生活が中心の暮らしです。もともと休日は自然へ遊びに行く生活だったので、拠点を自然の近くにしたことで、より快適な暮らしになりました。通勤で長時間電車に揺られているため、自然と“自宅に帰る”という意識になるし、都内から川崎や横浜に入るとふっと力が抜けるのが分かります。

案外真面目な性格なので、つい仕事を詰め込んでしまうし、完璧を求めてしまうのですが、こっちに住んでから、「まあ、いいか」と思えるように。この小さな違いは精神的には大きな差だと思いました。精神が安定して、心にも余裕が持てるようにも。東京も好きなので行く時に着飾ってスイッチがオンになる感じ。いい距離感で都会と自然の両方を楽しんでいます。

ー オンオフの切り替えが自然とできる暮らし方ですね。休日はどんなふうに過ごされていますか?

妻と一緒に、ランニング、トレイルランニング、ハイキング、ロードバイク、サーフィン、スキー、スノーボードを、アクティブに楽しんでいます。最近は特にロードバイクにハマっています。あとは、逆に海を眺めながらビールを飲んでゆっくりすることも。

左/富士5湖をサイクリング。右/ザックに調理道具を詰め込み、山頂でクッキングも。

左/「昨年の雪山シーズンは、土日祝全てスキー場にいました!」右/海までは自転車で。「妻と、仕事前の平日早朝にサーフィンに出掛けます」

ー アクティブに活動されていて健やかな印象の牧羽さんですが、日々の暮らしで心がけていることはありますか?

運動・栄養・睡眠、これに勝るものはないと実感しています。仕事柄、いろいろな情報を得るので、自分なりに自身の体との相性を考えながら取り入れていますが、年齢とともに、身体も変わっていくものなので日々勉強です。心の健康は、運動・栄養・睡眠によって健やかでいられるとも思いますが、私の場合は、朝起きてすぐコーヒーを豆から挽いて淹れ、それを飲みながら、30分~1時間、ただぼーっとする時間も大切。この時間が自分自身を整えてくれていると思います。アクティブになる時間と、私にとっては何もしない何も考えない時間の両方をバランスよく持つことが、私の健やかな暮らしに繋がっています。

ずっと変わらないことが、安心感をくれます

ー メリハリが大切なのですね。ドゥーオーガニックは、最後に帰りたくなる我が家のようなブランドを目指しています。牧羽さんの帰りたくなる、自分自身の軸をゼロに戻してくれるような場所や習慣はありますか?

“帰りたくなる場所”といえば、近所のビーチです。普段から、朝や夕方にふらっと行って海を眺めています。国内外を旅して素敵な景色や文化に触れても、戻って近所のビーチに行くと「帰ってきたな、嬉しいな」と感じます。山や海は“変わらない”ので、行くと、ずっと変わらないことに安心します。仕事や人間関係などで心が乱れても、いつ訪れても変わらない景色に心が落ち着きます。「大丈夫、この自然と比べたら小さな悩みだ」って。日々の小さな習慣でいうと、スキンケアの時間も自分軸を整えるための大事な時間です。

自宅から徒歩5〜6分で行ける海岸。「広い海ときれいな夕日を眺めていると、1日の疲れも吹き飛びます」

ゴミを極力出さないものづくり

ー 自然の懐の広さを感じますね。普段海や山で楽しみながら、クリーン活動も積極的に行っているそうですが、どのようなきっかけで始められたのでしょうか?

著名なプロトレイルランナーが、「山を走った時にひとつでもゴミを拾えば、山に入る度に山がきれいになっていく」と話すのを聞いて以来、夫婦で実践しています。ビーチでも同じです。普段、海沿いをランニングしているので、みつけたらできるだけ拾うようにしています。最近はボランティア活動をされる方も増えていますが、自然は拾ってくれる人がいないので、そこで遊ぶ人たちが率先して行うべきだなと。自然への感謝と恩返しです。もちろん強制ではないのですが、SNSなどを通じて広めていくことも大切だなと感じています。

ー ドゥーオーガニックでも、ものづくりをしている以上どうしても廃棄物は出てしまうのですが、極力ゴミを出さない努力をしています。日常の暮らしや意識にも変化はありますか?

鎌倉市や藤沢市はゴミの分別に厳しいんです。ゴミの回収や分別に関するアプリがあって、ほぼ毎日ゴミの日があります。プラスチック、缶、ペットボトル、商品プラ、不燃、可燃など。分類してみると、紙の量に驚きます。またゴミ袋も指定のもの以外は使用できず、それも有料。わずかな額ではありますが、少しでもごみの量を減らしたいなと。ゴミに対する意識が変わりました。

同時に、物選びの意識も変わったと思います。ファッションが好きなので、洋服や靴はかなりの数あったのですが、引っ越しを機に手放しました。そうすると以前より買わないようにもなったし、買う時は本当に必要か考えるように。これもサスティナブルなアクションの1つかなと。また、せっかくなら環境に配慮したブランドを選びたいと思っています。

ドゥーオーガニックは、デビュー当時から説明書きを箱の裏に印刷するという取り組みを、どこよりも早く取り入れていましたよね。今こうやって自分が出すゴミを見て、10年以上前から最先端の取り組みをされていたのだなと改めて感心させられました。環境への配慮とビューティの両立がここまで徹底されているブランドは、今でも数少ないのではと思います。

「最近気に入っているアメリカ発シューズブランド「オールバーズ」のスニーカー。メリノウールやユーカリの繊維、サトウキビといった自然素材を使っています。内側には、カーボンフットプリントの表示も。購入時、靴箱に靴紐の取っ手をつけてもらえ、ショッパー不要な仕様になっています」

photos by yoshimi
   edit&text by Hitomi Takano

牧羽貴彦さん

牧羽貴彦さん
(まきば・たかひこ)
ライフスタイルメディア『Women’s Health』(ハースト・デジタル・ジャパン)広告営業。心も体も健康できれいになりたい女性を応援するメディアのため、そのコンセプトに共感いただいた企業のプロモーションのお手伝いをしている。前職のファッション&ビューティ業界紙『WWDJAPAN』で化粧品企業を担当。百貨店コスメからサロン専売品まで、数えきれないほどの化粧品発表会に足を運び、美容の知識と美意識を磨いた。今でもお風呂場には常時3種類のシャンプーが並ぶが、スキンケアは1ブランド1ラインをセットにして使い切ってから次のブランドを使うことをモットーとしている。なぜなら肌のターンオーバー周期も考えて使わないと商品の本当の良さが分からないでしょう? Instagram:@makibat